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怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス

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怪獣大奮闘 ダイゴロウ対ゴリアス
1972年
飯島敏宏(監) 犬塚弘、南伸介、三角八郎、矢崎知紀、小坂一也、小林昭二、浜村純
 かつて海底から現れ大暴れして、退治された怪獣が地上で生んだ怪獣。ダイゴロウと名付けられたその怪獣は国で飼育することになったが、ダイゴロウは大変な大食で、莫大な食料費を抑えるため、アンチグロウという成長が止まる薬を注射されようとしていた。ダイゴロウが大好きなこども達や発明おじさん(犬塚弘)、熊五郎(南伸助)、八五郎(三角八郎)と言った面々がなんとか餌代を稼ごうとする。そんな時日本に落ちてきた隕石から怪獣ゴリアスが現れる…円谷プロ設立10周年記念作品。
 劇場用にも急速に子供用作品に力を入れるようになった円谷プロが投入した、まさにそのまんまな作品。子供、コミカルなキャラクター、ほのぼのしたストーリーと、盛りだくさんなのだが…残念ながら、
子供達の望む映画とはとても言えず。結局大塚弘や南伸助の演技が空回りしっぱなしの作品だった。
 オープニングなどは結構力が入っているのだが、それ以外の造型やストーリーもぬるすぎた。監督の飯島敏宏は
「ウルトラマン」で数多くのエピソードを手がけているのだが(代表としてはバルタン星人初登場の第2話「侵略者を撃て」がある)、この方向性じゃ駄目だって事、悟ってくれなかったのかな?キャラクターは頑張ってるんだけどね
 とにかくダイゴロウの描写がすさまじく、こども達の努力の甲斐あって何とか食料にはありつくが、自分で食べ物を稼がせようと芸の練習させられるわ、凶悪怪獣のゴリアスと戦わせられるために特訓を受けたりと、なかなか可哀想な存在。「可哀想な象」を地でやってる。とにかく一目見たら忘れられないほどデザインセンスが情けなく、それだけが存在意義かもしれない。
 日本の特撮史上における鬼子的作品として、資料として観る価値はある…と思う。

 

アンチグロウ ダイゴロウ
【あんち-ぐろう】
 大食漢怪獣のダイゴロウの発育を抑えるために用いられようとした薬品。こども達の要望に押され、注射されずに終わる。 甘崎
熊五郎 ダイゴロウ、八五郎
【くまごろう】
 こども達がダイゴロウを守ろうとしている姿を見て感激し、大好きな酒も止めてダイゴロウを救おうとする熱血漢。ただ、やることなすこと失敗ばかり。妻あり。演じるのは故南伸助。 甘崎
ゴリアス ダイゴロウ
【ごりあす】
 宇宙から飛来した隕石が変身して現れた怪獣。角から必殺の電撃を放つことが出来るが、ダイゴロウの熱線を浴び、角を折られて退場。一応地球の大気汚染のために隕石が落ちたと言う設定がある。 甘崎
ダイゴロウ アンチグロウ、ダイゴロウの母、ゴリアス
【だいごろう】
 かつて東京を火の海に変えた怪獣から生まれた怪獣。日本の税金によって養われるが、あまりの大食漢故に成長を止める薬、アンチグロウを注射されそうになる。こども達の努力の甲斐あって何とか食料にはありつくが、自分で食べ物を稼がせようと芸の練習させられるわ、凶悪怪獣のゴリアスと戦わせられるために特訓を受けたりと、なかなか可哀想な存在。「可哀想な象」を地でやってる。とにかく一目見たら忘れられないほどデザインセンスが情けなく、それだけが存在意義かもしれない。 甘崎
ダイゴロウの母 ダイゴロウ
【だいごろう-の-はは】
 かつて東京湾に現れた深海怪獣で、東京を火の海に変える。割とあっさり退治されてしまうのだが、子供を地上に生み付けており、それが後にダイゴロウとなる。設定では、原子力潜水艦の海底爆発事故で太古の眠りから目を覚まされたと言うことになるので、一応社会問題として捉えているらしい。造型は結構良いのだが、最後まで名前を与えられない寂しい存在。 甘崎
八五郎 熊五郎、ダイゴロウ
【はちごろう】
 熊五郎の仲間で、熊五郎に半ば引きずられる格好でダイゴロウの保護に一役買う。役は三角八郎。熊五郎役の南伸助に存在感を全部取られてしまった感はある。 甘崎
発明オジサン ダイゴロウ
【はつめい-おじさん】
 怪獣ダイゴロウの成長が止められそうになったため一肌脱ぐ在野の発明家。今で言う完全な発明オタクだが、好きな人はいるらしい。ダイゴロウの食費を稼ぐため、賞金200万円のテレビ番組“ビックリ発明大ショック"に空飛ぶオートバイ“エアロバイク"を出品する。 甘崎